シュペ―トブルグンダー オルツヴァイン (赤・ミディアム) 2019
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Knauss Spätburgunder Strümpfelbach
trocken ヴィンテージ 2019 ぶどう品種 シュペートブルグンダー
(ピノ・ノワール) アルコール度数 12.5% 味わい まろやかでコクのある赤ミディアムボディ
スクリューキャップ使用
商品番号 |
Kna19004 |
商品名 |
シュペ―トブルグンダー オルツヴァイン (赤・ミディアム) 2019 |
希望小売価格 |
3,850円 |
販売価格 |
3,300円 |
税抜価格 |
3,000円 |
生産地 |
ヴュルテンベルク |
送料区分 |
送料別 |
在庫 |
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落ち着きのあるピノ・ノワール
ドイツを代表する赤ワイン用の品種といえばピン・ノワール(ドイツではシュペートブルグンダー
と呼ばれています)ですが、ヴュルテンベルクでも数多く生産されています。
シュトゥルンプフェルバッハにある畑のぶどうを使用したオルツヴァイン(村名)の格付けとなって
います。
300リットル、500リットルの複数の木樽で熟成、発酵を行っています。うち20%が新樽を使用した
ものです。
土壌はコイパーKeuperにメルゲルMergerl(マール、泥灰岩)の混ざったエリアですが、メルゲル
個性が表れています。
メルゲルの土壌はやや石灰質の特徴が表れ、粘土質のニュアンスもこのワインから感じられ
ます。
土壌の特徴によりおだやかな味わいとなっていますが、その中にもピノ・ノワールの華やかな
果実味も感じられます。
他の国だけでなくドイツでもあまりないタイプの味わいのピノ・ノワールの赤ワインです。
派手さはありませんが、ゆったりした時間でじっくりと向き合って楽しむのにぴったりなワインです。
醸造所紹介
Knauss クナウス
クナウスの醸造所は現当主のアンドレアス・クナウスAndi Knaussの父親が1995年にワイン造りを始め1998年に醸造所を設立し、2000年代から彼もワイン造りに携わりオーストリアでの勉強と修行の後に当主となっている家族経営の醸造所です。 商業的な成功よりも良質なワインを造ることにこだわり、手間を惜しまない真摯なワイン造りをしています。
ドイツでは定番である畑名をワイン名にするというのではなく、品種(あるいは準ずるもの)プラスG、S、Rというアルファベットがワイン名になっています。 グーツヴァイン、セレクション、レゼルヴを意味していて、ランクごとに味わいのイメージ、価格帯が異なります。樽の大きさなど、醸造方法、製造過程も異なります。グーツヴァインは気軽に飲めるもの、レゼルヴは単一畑の樹齢の古い樹からの最高品質の果汁から造られているハイレベルなワインです。
数か所の畑から多数の区画を所有し、ほとんどのワインは複数の畑、区画のぶどうを別々に収穫、醸造し、瓶詰前にブレンドして造られています。発酵、熟成したものから質を見極めブレンドしています。 大多数は木樽を使用し、ものにより樽の大きさを変えています。 ほとんどの樽の果汁は天然酵母のみにより発酵されています。
畑の土壌は砂岩(コイパー、キーゼルザントシュタイン、シュトューベンザントシュタイン)と石灰を含んだ粘土質の地質(メルゲル)が主で、同じ畑名でも標高により地質が異なります。 品種により植えられている条件が異なるので、SやRのワインでは地質の個性を感じられるものもあります。
ヴュルテンベルクでメジャーなレンベルガー、トロリンガー、ピノ・ノワール、リースリングという品種だけでなく、シャルドネやソーヴィニヨンブラン、メルロー、ツヴァイゲルトなども量は多くありませんが栽培しています。
シュトゥットガルトの東側、レムス渓谷Remstalと呼ばれている地域は良質なワインが生産されている地域として知られていて、その地域にクナウスも醸造所と畑があります。醸造所の所在地はWeinstadt(ワインの街)というワイン造りにぴったりな名前です。 数年前には、もともとあった醸造所の近所にモダンな建物の新しい醸造所を新設しました。試飲スペースである2階のテラスからの眺めは最高です
現在はまだ認証は取得していませんがビオロジックによる栽培です。醸造過程でのSO2の量も極力低くするよう心掛けています。生産量の10%は亜硫酸無添加などナチュラルワインといわれる系統にもチャレンジしています。
いわゆるヴュルテンベルクのワインとは異なり産地を超えた彼独自のワインを作り出しています。 ブランドやまわりは関係なく、自分の造りたいものを追い求め追及しています。 人柄にも表れている純粋な想いはワインにも表れています。やさしくてなおかつ芯のある味わいは料理にも合わせやすいです。 ヴュルテンベルクの地域だけでなくベルリンなどドイツ各地のレストランで彼のワインがオンリストされていることからも彼のワインのレベルの高さを証明できます。
彼の好みもありトロッケンのみ生産しています。 ヴュルテンベルクという産地のイメージを持たず、単においしい辛口ワインとして飲んでいただきたいワインたちです。
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クナウスの他のワインはこちらから

醸造所のテラスから
新しい建物の中の熟成用のオーク樽
収クナウスの所有する畑 ほとんどの区画が急斜面です