シグナトゥア ヴァイス (辛口) 2020 Knauss
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Knauss Signatur Weiss trocken ヴィンテージ 2020 ぶどう品種 ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン) グラウブルグンダー(ピノ・グリ) シャルドネ アルコール度数 13% 味わい まろやかな辛口
スクリューキャップ使用
商品番号 |
Kna20002 |
商品名 |
シグナトゥア ヴァイス (辛口) 2020 Knauss |
希望小売価格 |
4,290円 |
販売価格 |
3,600円 |
税抜価格 |
3,273円 |
生産地 |
ヴュルテンベルク |
送料区分 |
送料別 |
在庫 |
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ドイツワインの可能性を感じることができます
ピノ・グリとピノ・ブラン40%ずつ、シャルドネ20%の白ブドウ品種のブレンドです。
300リットルと500リットルの木樽による発酵、熟成です。そのうちの15%は新樽を使用してい
ます。
樽の風味をしっかり感じるのですが果実味の力強さもあり、それらが融合して心地よい味わい
となっています。
複雑みとボリューム感がありますが、まろやかで重すぎないのがポイントです。
ふくよかな余韻も口の中に広がります。
ワイン名にしているシグナトゥアは英語だとSignatureです。この造り手の署名のようなワイン、と
いうことでワイン名にしています。赤ワインもリリースしています。
Signatur
Weissは以前はGrauweisse Reben S(カナではグラウヴァイスと表記していました)と
いうワイン名で、ヴァインベルクでも輸入していました。品種のブレンド比率も同じでしたが、
とても好評でした。ヴァインベルク店主がこの生産者のワインを輸入する決め手となったワイン
でもあります。
ドイツでも他の国でもあまり見かけない、ありそうでない味わいのワインです。
ヴュルテンベルクやドイツという枠にあてはめながら考えて飲むのではなく、素直に味わいを受け
止めて魅力を感じていただきたいです。
他の国の重ための白ワインを好まれている方にも気にいっていただけるかと思います。
とはいえただボリューム感があるのではなく、ドイツ、ヴュルテンベルクらしさを感じられるのが
このワインの魅力でもあります。
味が濃いめの強さのある料理とも合わせられます。複数品種のブレンドなので包容力があります。
ブログでは醸造所を訪れた時のことを書いています。
醸造所紹介
Knauss クナウス
クナウスの醸造所は現当主のアンドレアス・クナウスAndi Knaussの父親が1995年にワイン造りを始め1998年に醸造所を設立し、2000年代から彼もワイン造りに携わりオーストリアでの勉強と修行の後に当主となっている家族経営の醸造所です。 商業的な成功よりも良質なワインを造ることにこだわり、手間を惜しまない真摯なワイン造りをしています。
ドイツでは定番である畑名をワイン名にするというのではなく、品種(あるいは準ずるもの)プラスG、S、Rというアルファベットがワイン名になっています。 グーツヴァイン、セレクション、レゼルヴを意味していて、ランクごとに味わいのイメージ、価格帯が異なります。樽の大きさなど、醸造方法、製造過程も異なります。グーツヴァインは気軽に飲めるもの、レゼルヴは単一畑の樹齢の古い樹からの最高品質の果汁から造られているハイレベルなワインです。
数か所の畑から多数の区画を所有し、ほとんどのワインは複数の畑、区画のぶどうを別々に収穫、醸造し、瓶詰前にブレンドして造られています。発酵、熟成したものから質を見極めブレンドしています。 大多数は木樽を使用し、ものにより樽の大きさを変えています。 ほとんどの樽の果汁は天然酵母のみにより発酵されています。
畑の土壌は砂岩(コイパー、キーゼルザントシュタイン、シュトューベンザントシュタイン)と石灰を含んだ粘土質の地質(メルゲル)が主で、同じ畑名でも標高により地質が異なります。 品種により植えられている条件が異なるので、SやRのワインでは地質の個性を感じられるものもあります。
ヴュルテンベルクでメジャーなレンベルガー、トロリンガー、ピノ・ノワール、リースリングという品種だけでなく、シャルドネやソーヴィニヨンブラン、メルロー、ツヴァイゲルトなども量は多くありませんが栽培しています。
シュトゥットガルトの東側、レムス渓谷Remstalと呼ばれている地域は良質なワインが生産されている地域として知られていて、その地域にクナウスも醸造所と畑があります。醸造所の所在地はWeinstadt(ワインの街)というワイン造りにぴったりな名前です。 数年前には、もともとあった醸造所の近所にモダンな建物の新しい醸造所を新設しました。試飲スペースである2階のテラスからの眺めは最高です
現在はまだ認証は取得していませんがビオロジックによる栽培です。醸造過程でのSO2の量も極力低くするよう心掛けています。生産量の10%は亜硫酸無添加などナチュラルワインといわれる系統にもチャレンジしています。
いわゆるヴュルテンベルクのワインとは異なり産地を超えた彼独自のワインを作り出しています。 ブランドやまわりは関係なく、自分の造りたいものを追い求め追及しています。 人柄にも表れている純粋な想いはワインにも表れています。やさしくてなおかつ芯のある味わいは料理にも合わせやすいです。 ヴュルテンベルクの地域だけでなくベルリンなどドイツ各地のレストランで彼のワインがオンリストされていることからも彼のワインのレベルの高さを証明できます。
彼の好みもありトロッケンのみ生産しています。 ヴュルテンベルクという産地のイメージを持たず、単においしい辛口ワインとして飲んでいただきたいワインたちです。
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クナウスの他のワインはこちらから

醸造所のテラスから
新しい建物の中の熟成用のオーク樽
クナウスの所有する畑 ほとんどの区画が急斜面です
白ぶどうの大半は標高の高いSutuben-Sandsteinのエリア