シグナトゥア ロート (赤・ミディアム) 2020 Knauss
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Knauss Signatur Rot
trocken ヴィンテージ 2020 ぶどう品種 メルロー ツヴァイゲルト レンベルガー アルコール度数 13.5% 味わい ピュアで濃さとコクのある赤ミディアムボディ
スクリューキャップ使用
商品番号 |
Kna20004 |
商品名 |
シグナトゥア ロート (赤・ミディアム) 2020 Knauss |
希望小売価格 |
4,290円 |
販売価格 |
3,600円 |
税抜価格 |
3,273円 |
生産地 |
ヴュルテンベルク |
送料区分 |
送料別 |
在庫 |
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ドイツでありドイツでないエレガントで濃さのある赤
濃い色のベリー、スミレのニュアンスがありなめらかながら濃さも感じられる赤ワインです。
メルロー45%、ツヴァイゲルト35%、レンベルガー(ブラウフレンキッシュ)20%のブレンドです。
500リットルの木樽を使用し、生産量全体の10%は新樽が使用されています。
ワイン名にしているシグナトゥアは英語だとSignatureです。この造り手の署名のようなワイン、と
いうことでワイン名にしています。赤だけでなく白も品種のブレンドワインとしてリリースしています。
飲みごたえがあるけれどエレガントで、アルコール度数も13.5%とドイツワインの中では高めですが
すいすいと飲めてしまうワインです。
ツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ(レンベルガー)というオーストリアを代表する品種が使われ
ていますが、きれいな味筋はヴュルテンベルク、そしてクナウスならではの独特なものです。
レンベルガー単一の彼のワインとは異なる複雑みと深みがあります。
開けて時間が経つにつれより濃さを感じるようになります。
他の国の同価格帯以上のミディアムボディの赤ワインをふだん飲まれている方にも気にいって
いただける可能性の高い赤ワインです。
ドイツの赤は薄い、軽いと思われて敬遠されている方にも飲んでいただきたいです。
もちろんドイツならではの魅力もワインの中に感じていただけると思います。
このランク、タイプの彼の造る赤ワインには、濃いめだけどきれいなワイン、という言い方がしっく
りきます。
ドイツも温暖化により赤ワインの品種や味わいのヴァリエーションも増えてきていいますが、この
タイプ、味わいの赤ワインはドイツでも増えています。ドイツの今を感じられる赤ワインです。
ブレンドのワインの魅力は複数の品種により料理に合わせられるポイントが多くなっていること
です。コクのあるタイプの赤ということをふまえた中で色々な料理と合わせることができます。
ブログでは醸造所を訪れた時のことを書いています。
醸造所紹介
Knauss クナウス
クナウスの醸造所は現当主のアンドレアス・クナウスAndi Knaussの父親が1995年にワイン造りを始め1998年に醸造所を設立し、2000年代から彼もワイン造りに携わりオーストリアでの勉強と修行の後に当主となっている家族経営の醸造所です。 商業的な成功よりも良質なワインを造ることにこだわり、手間を惜しまない真摯なワイン造りをしています。
ドイツでは定番である畑名をワイン名にするというのではなく、品種(あるいは準ずるもの)プラスG、S、Rというアルファベットがワイン名になっています。 グーツヴァイン、セレクション、レゼルヴを意味していて、ランクごとに味わいのイメージ、価格帯が異なります。樽の大きさなど、醸造方法、製造過程も異なります。グーツヴァインは気軽に飲めるもの、レゼルヴは単一畑の樹齢の古い樹からの最高品質の果汁から造られているハイレベルなワインです。
数か所の畑から多数の区画を所有し、ほとんどのワインは複数の畑、区画のぶどうを別々に収穫、醸造し、瓶詰前にブレンドして造られています。発酵、熟成したものから質を見極めブレンドしています。 大多数は木樽を使用し、ものにより樽の大きさを変えています。 近年は500リットルの樽の使用が増えています。またワインの中には数割は新樽を使い熟成させたものもブレンドしています。 全てのワインは天然酵母のみにより発酵されています。
畑の土壌は砂岩(コイパー、キーゼルザントシュタイン、シュトューベンザントシュタイン)と石灰を含んだ粘土質の地質(メルゲル)が主で、同じ畑名でも標高により地質が異なります。 品種により植えられている条件が異なるので、SやRのワインでは地質の個性を感じられるものもあります。 一つの畑でも斜面の向きなど条件が異なるので、それぞれの区画に適切な品種を植えています。
ヴュルテンベルクでメジャーなレンベルガー、トロリンガー、ピノ・ノワール、リースリングという品種だけでなく、シャルドネやソーヴィニヨンブラン、メルロー、ツヴァイゲルトなども量は多くありませんが栽培しています。
シュトゥットガルトの東側、レムス渓谷Remstalと呼ばれている地域は良質なワインが生産されている地域として知られていて、その地域にクナウスも醸造所と畑があります。醸造所の所在地はWeinstadt(ワインの街)というワイン造りにぴったりな名前です。 数年前には、もともとあった醸造所の近所にモダンな建物の新しい醸造所を新設しました。試飲スペースである2階のテラスからの眺めは最高です
ビオロジックによる栽培です。EUの認証を取得し、2018年産からラベルに表示されています。 醸造過程でのSO2の量も極力低くするよう心掛けています。生産量の10%は亜硫酸無添加などナチュラルワインといわれる系統にもチャレンジしています。
いわゆるヴュルテンベルクのワインとは異なり産地を超えた彼独自のワインを作り出しています。 ブランドやまわりは関係なく、自分の造りたいものを追い求め追及しています。 人柄にも表れている純粋な想いはワインにも表れています。やさしくてなおかつ芯のある味わいは料理にも合わせやすいです。 ヴュルテンベルクの地域だけでなくベルリンなどドイツ各地のレストランで彼のワインがオンリストされていることからも彼のワインのレベルの高さを証明できます。 ナチュラルなだけでなく食事にも合わせやすいきれいなワインを造っています。
彼の好みもありトロッケンのみ生産しています。 ヴュルテンベルクという産地のイメージを持たず、単においしい辛口ワインとして飲んでいただきたいワインたちです。
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クナウスの他のワインはこちらから

醸造所のテラスから
新しい建物の中の熟成用のオーク樽

農薬を使わないビオロジックでの栽培です
標高や斜面の向きで植わっている品種は異なります