レッターライ リースリング シュペートレーゼ ファインヘルプ(中甘口) 2019 Martin Muellen
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Martin Müllen Kröver
Letterlay Spätlese***
feinherb ヴィンテージ 2019 ぶどう品種 リースリング アルコール度数 13.5% 味わい 風味豊かで深みのある中甘口
商品番号 |
mul19002 |
商品名 |
レッターライ リースリング シュペートレーゼ ファインヘルプ(中甘口) 2019 Martin Muellen |
希望小売価格 |
5,390円 |
販売価格 |
4,700円 |
税抜価格 |
4,273円 |
生産地 |
モーゼル |
送料区分 |
送料別 |
在庫 |
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新しいタイプのモーゼルリースリング
モーゼルのリースリングなの?という不思議な味わいのリースリングです。
レッタ―ライの畑の土壌はモーゼル川中流の名立たる畑と同じ青色のデヴォン紀のシーファーが
大部分を占めていて、急斜面の畑です。
川沿いのこの畑は貴腐がつきやすく。このワインには80%の貴腐ぶどうがふくまれていて、シュペー
トレーゼの3つ星という格付けとなっています。
収穫糖度の高い貴腐ぶどう、2019年の暑い年、残糖のあるファインヘルプだけれどアルコール
度数が13.5%と高い、といったことから今までにはないようなタイプのワインとなっています。
ソーヴィニヨンブランを思わせるような緑の風味があったり、リースリングとは思えないソーテルヌ、
トカイワインのような味わいを感じたりします。とはいえ、じっくり味わうと苦みのあるグレープ
フルーツの風味や内側にある果実味からリースリングを感じ取れます。
甘みはアルコール感によってマスキングされていてあまり感じませんが、甘みのボリューム感
はあります。
モーゼルでも温暖化の影響で以前にはないようタイプのワインが生まれていてその一例です。
とはいえワイン自体のクオリティがとても高いので、よく見かけるようはならないと思います。
ミュレンだからこそのワインです。
モーゼルはこうあるべきという先入観のある方にはおすすめできませんが、今のモーゼル
を知るためには一度は飲んでいただきたいワインです。
醸造所紹介
Martin
Müllen マルティン ミュレン
モーゼル中域の下流側にある村トラーベン・トラーバッハにある醸造所です。 ヒューナベルクをはじめとした100年前の地図では優良とされていた畑を所有しています。
当主のマルティン・ミュレンは1986年に趣味としてワイン造りを始め1991年から醸造所として本格的に始動させました。 完全なる家族経営の醸造所ですが高品質なワインを造っています。ドイツワインの評価本アイヒェルマンにて、最高評価の5つ星を獲得していたこともあります(現在は4つ星)。ゴーミヨでも3つ星評価です。
畑の個性(テロワール)を大事にし、それぞれの畑、ヴィンテージごとにまったく異なるワインとなります。同じ畑、同じ等級でも違うキャラクターのぶどうごとに醸造し別のワインとしてリリースするというこだわりを持っています。 一部の極甘口ワイン以外は全てオーク樽と自然酵母により造られています。
当主の人柄のようにやさしい、やわらかい味わいのワインが多いですが、その中に彼が心に秘める信念を感じる、芯の通ったワインとなっています。
2011年産以降のエチケットはモーゼル川の地図のデザインで、この地図は100年前の税収用に良質なぶどう畑が記載されているものです。 醸造所と所有畑のあるトラーベン・トラーバッハ周辺の部分をクローズアップしたものをエチケットに用いています。 地図の金色に塗られている部分が、そのラベルのワインが造られたぶどうの畑です。エチケットには畑の場所のGPSの位置情報も記載されています。
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マルティン・ミュレンの他のワインはこちらから
ミュレンが所有するパラディースの畑
シーファー(粘板岩)がごろごろしている急斜面の畑です

当主のマルティンと息子

住居兼ゲストルームの外観
現役で稼働している搾汁器